「進撃の巨人」の謎が分かった

考察が正しければ、ネタバレになってしまいます。ご注意ください。

英雄へーロスの役を担うのはファルコ

 

このままではマーレに明るい未来はない。

 

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 「進撃の巨人」97話より

 

テオ・マガトがヴィリーに言ったように、マーレは着実に自壊の道を歩んでおり巨人大戦後の世界秩序が崩れようとしているのは明らかだ。

そしてヴィリーが自らの演出により、新しい秩序を作り出そうとしていることもまた明らかである。

 

「このままではジリ貧のマーレ人とエルディア人の運命をなんとかする」

これがヴィリーの目的であるように、少なくとも↓のセリフからは感じられる。

 

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「進撃の巨人」98話より

 

「マーレ人とエルディア人の運命がなんとかなる」

ための新しい秩序とは何なのだろうか。

ということで今回私は以下の条件を考えてみました。

 

 

  1. 「平和への反逆者」エレンが悪の化身であり、必ず排除しなければいけない存在であると世界中の人間が強く感じること。
  2. そのエレンを倒すためにマーレ人とエルディア人が世界を代表し、命を賭してパラディ島に戦いに行くこと。
  3. エレンを倒す英雄が、知性巨人を持っていないエルディア人であること。
  4. この世から実質的に巨人がいなくなること。

 

1つずつ説明していきたい。

 


1.世界中の人間がエレンの排除を願う

 


まずマーレが自分たちの戦力の大部分をパラディ島に向けるためには、マーレ以外の国の賛同が必要だ。

だってそうじゃないとマーレがパラディ島でドンパチやっている隙に、他国が憎きマーレを攻めてしまうかもしれないから。


これは恐らく「エレンを悪の化身に仕立て上げる」というヴィリーの演出によって成功するものと思われる。

実際どうやってエレンが世界中の敵となるかは分からないが、以前の記事でも書いたとおり(↓)エレンの手によってレベリオ収容区が血の海となる(またはそのように映る)展開がこれからあるのではと私は思っている。

 

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追記2017/11/16

「エレンを悪の化身に仕立て上げるヴィリーの演出とは、自らをエレンに喰わせる事の様な気がしてきました」

というコメントをsepさんから頂戴しました。

これ相当アリな展開だと私も思います。

しかも記念すべき100話でこんな展開にでもなったら、衝撃がスゴいでしょうね。

 

 

2.マーレ人とエルディア人が世界のために命を賭ける

 


1の演出が成功すれば、エレンを倒すことが世界中にとっての最優先課題になるハズだ。

そうすれば次に必要なのは「マーレの徴兵制復活」と「マーレ軍トップたちの粛清」ではないかと私は見ている。


ヴィリーが言うように、長い間マーレは巨人戦力を使って他国を虐げてきた。

エルディア人ほどではないかもしれないが、マーレ人が世界中から向けられている敵意も相当なものだろう。

だからこそマーレ人はパラディ島に戦いに行き、世界のために巨人に喰われなければならないのだ。

マーレの徴兵制復活である。


そしてそのマーレ軍を率いるのはマガトだ。

これまで世界を虐げてきたマーレ軍のトップたちは皆いなくなるだろう。

これからレベリオ収容区を舞台にまき起こる事件によって、トップたちは皆殺されるのではないかと私は見ている。

 

新生マーレ軍を率いるマガトの仕事は、マーレがこれまで他国に行ってきた過ちの責任をできる限り以前の幹部に押しつけることだ。

 


3.知性巨人を持っていないエルディア人が英雄になる

 


巨人大戦時には、エルディア帝国によって最も虐げられてきたとされるマーレ人から「英雄」へーロスが輩出された。

今回もこの図式が使われるべきだ。

つまり今もっとも虐げられているエルディア人から英雄を出すことによって、エルディア人の地位を上げなければならない。


そしてその英雄は知性巨人の持ち主であってはならない。

もし知性巨人の持ち主が英雄になってしまったら結局それは巨人の力ということになり、エルディア人から巨人のイメージを切り離すことができないからだ。

 

私はこの英雄役をファルコが担うのではないかと思っている。

少なくともエレンはそのように事を進めようとしているのではないか。

 

最新99話の時点では、地下など舞台から離れているのは物語の重要人物ばかりである↓

 

  • (戦槌を除く?)知性巨人の持ち主たち(エレン、ライナー、ジーク、ピーク、ポルコ)
  • ヒィズル国アズマビト家キヨミ

 

こう考えるとファルコは唯一の例外のように思える。

そしてそのファルコは、エレンによって意図的に舞台から遠ざけられたようにも見える。

 

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「進撃の巨人」99話より

 

また、エレンはファルコに「君はいい奴だから長生きしてくれるなら嬉しいよ」と言っている(まあ根拠にならないほど薄くて恐縮だが)。

 

さらに穿った見方を続けると、そもそもマーレ編はファルコからスタートしている。

つまりスポットライトの当て方からしても、また戦いを嫌う性格、優しさと正義感を持つ素養からしても、実はファルコが英雄候補としては最適なのではと私は思っている。

 

 

4.この世から巨人がいなくなる

 

 

ただいくらマーレ人とエルディア人が世界のために命をかけ、悪の化身エレンを倒したところで、これまでのマーレのようにまた巨人の力がマーレに保持されるようなら意味がない。
そこで出てくるのが「この世から巨人がいなくなる可能性」である。

 

これに関しては以前にも書いたとおり(↓)、知性巨人全員の硬質化が解決策ではないかと私は妄想している。

 

 

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この解決策は今だからこそ実現可能である。

 

知性巨人の存在は、たとえるなら核爆弾みたいなものだ。

世界からなくなることが望ましい。しかし現実的には不可能に近い。

知性巨人も以前なら各家が代々引き継いでいたため、皆が一斉にその力を放棄するなど考えもできなかったハズだ(もっとも、始祖の巨人の力をもってすれば可能だったかもしれないが)。

 

しかし今なら可能ではないか。

知性巨人の持ち主たちは皆、エルディア人の未来のために命を投げ出す覚悟はできている(唯一戦槌の巨人だけが謎だが)。



 

 

以上が今のところの私の考察である(ほぼ妄想になってしまいました、スミマセン)。

 

あと付け足しをするなら、エレンとジークの目的はほぼ一致しているものの、ヴィリーは別の目的を持っているといったような展開はありそうな気がしている。
エレンはそのことを知りつつも、ヴィリーのこの演出にわざと乗っかっているみたいな。

 

来月は100話ということもあり、かなり濃くなりですね。

どういう展開になるのか、今からとても楽しみです。

 

 

 

この世から巨人がいなくなるためのヒントはアニの硬質化

 

最新99話でアニの父親が初めて登場した。

 

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「進撃の巨人」99話より

 

このアニ父の登場によって、長らく放置されていたアニが何らかの形(喰われて別の誰かに継承されている可能性も含め)で登場する気運が高まったと私は思っている。

沈黙を続けてきたアニの存在が今後の物語にどのような影響を与えるのか、考察してみたい。

 

 

硬質化したアニは歳をとるのか

 

 

言うまでもなくこの4年間で、エレンやライナーは歳をとった。

アルミンやミカサ、他のメンツも同様に歳をとっているだろう。

 

しかし。

もし、水晶体の中のアニだけそのままだったとしたらどうだろうか。

 

 

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真っ先に思うだろうこと。それは

「あれ、硬質化したアニって実は歳とってないんちゃうん?」

 

つまりここで湧く疑惑は

「アニがこのまま硬質化していたとしたら、13年経ってもアニは死なないのではないか」

ということである。

 

つまりつまり。

「もし知性巨人の持ち主全員が硬質化したとしたら、知性巨人は赤子継承されることなく実質的にこの世から知性巨人はいなくなるんじゃないか」

ということである。

 


世界がユミルの民を恐れなくなる日

 

 

さて、この世から知性巨人がいなくなれば何が起きるのか。

「世界はもう巨人の脅威に怯えなくてすむ」のではないだろうか。


もちろん無垢の巨人の生成方法はすでに確立されているので、無垢の巨人を生み出すことは可能だろう。

しかしジークが見せた叫びのように、同時多発的に巨人を発生させることは不可能となる。

それに科学の進んだ今であれば、少数の無垢の巨人に怯える必要はそれほどない。

つまり世界はもうユミルの民を恐れる必要がなくなるのだ。


しかしだからといってエルディア人に向けてられている憎しみ感情が消えることにはならない。
ただこれに関しても解決方法はあると私は思っている。

(また改めて書く予定です)

 

 

最後に

 


まあもっとも今アニがどのような状態になっているか分からないし、さらにはあと1年経たないと本当に13年たっても死なないかの検証ができないので、かなり穴のある考察になっています。


しかしもし本当にアニの硬質化が物語のカギになっているのであれば、これは父との約束を何が何でも守ろうとした娘の意志が生み出した奇跡と言えるのではないでしょうか。

なかなか感動的な展開のように思います。

 

余談ですがアニと父の約束のシーン↓

 

 

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「進撃の巨人」33話より

 

 

これ、もし仮にアニがパラディ側に寝返ったという設定でマーレに潜伏していたとしたら、アニと父との約束はまさしく現実のものとなりますね。

 


今後のアニの描かれ方をとても楽しみにしています。

 

 

 

 

 

 

エレンはカール・フリッツ145世の役を演じようとしている

 

 

以前サネスは「役には順番がある」と言った。

 

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「進撃の巨人」55話より

 

ご存知のとおりサネスは脇役だ。

だがこのセリフは物語の主軸になってように私には思える。

 

 

ということで「救世の末裔」ことヴィリー・タイバーである。

彼も言う。

「たまたま順番が回ってきただけの男」だと。

 

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「進撃の巨人」98話より

 

そう、彼は歴史的な演出をある意味「仕方なく」やらなければいけないのだ。

 

 

巨人大戦と同様の演出がまた繰り返される

 

 

最新99話「疾しき影」によって明らかにされたこと。

それは「世界中の人間が事実と思い込んでいた巨人大戦の歴史が、実は壮大な演出によるものだった」ということである。

 

役回りはこうだ。

「暗黒の王」カール・フリッツ145世。

「救世主」タイバー。

「英雄」へーロス。

そして演出を担ったのはフリッツ王(もしくはタイバー)である。

 

 

歴史は繰り返される。

ヴィリーの言う順番、

それは「巨人大戦と同様の演出がまた行われる」ということではないだろうか。

ヴィリーは「英雄へーロスの像」を見にきたと言った。

そこにはこのような意味合いも含まれているのではないか。

 

 

エレンはヴィリーの演出に乗っかっているのか

 

 

さてこう考えると色んな部分の辻褄が合う(ような気がする)ので、このまま筆を進めてみたい。

分かりやすいのはエレンだ。

タイバーはこう言った。

「平和への反逆者……その名はエレン・イェーガー」と。

 

つまり前回カール・フリッツ145世が演じた「悪の化身」。

この役を今回担うのはエレンなのだ。

 


そしてここで重要なポイントがある。

それは「エレンは分かっていながら平和への反逆者役を演じようとしているのではないか」ということ。

 

  • なぜエレンはこのタイミングでマーレに来たのか……
  • グローブとボール、手紙から窺えるエレンとジークのつながり……
  • ピークが気づいた兵士への怪しさに、ジークが全く気づいていないことの違和感……
  • ロッド・レイスが持っていた「ヨロイブラウン」……

 

これらを総合すると、エレンとヴィリーがつながっていたとしても不思議はないように思える。

 

 

レベリオ収容区で行われる本当の演出

 

 

私の現時点での考察はこうだ。

 

ヴィリーはエレンを「悪の化身」に仕立て上げようとしている。

しかしいくらヴィリーの発言とはいえ、世界中を納得させるにはイマイチ説得力に欠ける。

世界の要人たちでさえ、自分たちの信じていた歴史が作られたものだと今知ったばかりなのだ。

さらにエレンと言われたところで「誰やねんソレ」状態だろう。

 

そこで「百聞は一見に如かず」である。「論より証拠」である。

悪の化身には悪の化身にふさわしい行動をとってもらえば良い。

いま。ここで。

つまりレベリオ収容区のこの舞台を地獄絵図に塗りかえれば良い。

そしてこれこそがヴィリーによる本当の「演出」なのではないだろうか。

 

 

もし「平和への反逆者」エレンによって世界の要人たちが皆殺しにされたという事実を知れば、世界中の人々はどう思うだろう。

 

「悪の化身エレンめ。絶対に許せない!」

「このままではまた世界が黒く染められてしまう。一刻も早く始祖の巨人を奪還しなければ!」

 

これにてヴィリー・タイバーの演出第一幕は終了するのではないだろうか。

 

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「進撃の巨人」98話より

 

 

 

 

ちなみに本当にレベリオ収容区を血の海にしなくても、世界中をうまく騙せる方法はあるのかもしれない(殺したフリとか)。

 

この先のヴィリー演出に関しては、また別記事にて妄想してみる予定です。

 

ヴィリー・タイバーは「祭事」で何を演出するのか

 

 

 

追記2017/11/10

 

最新99話を見て、ヴィリーの演出に関して別の考えが浮かびました。

良かったら見てみてください↓

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さてヴィリー・タイバーである。

彼は一体何を企んでいるのだろう。

それを考察するために、今回ガビのこのセリフから始めてみようと思う↓

 

 

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 「進撃の巨人」98話より

 

ウドが言うように、普通に考えれば確かにこんなことが起きうるハズはない。

だが。

もし本当に起こるとしたら?

 

以下の2つの条件が満たされれば、意外にいけるのではないか↓

 

  1. マーレへの憎しみが解消される
  2. 始祖奪還が世界中の利益になる

 

 

1.マーレへの憎しみが解消される

 

ヴィリーが言うように、マーレは巨人の力を使って世界を虐げてきた。

自分たちの手はほぼ汚さず。巨人という悪魔を使って。

 

虐げられてきた憎しみを解消するなど、もちろん容易なことではない。

が、例えば。

マーレ人たちが自らの命を賭けて始祖奪還に向かうとしたらどうだろうか。

そう。

マガトが訴える「マーレ人の徴兵制復活」である↓

 

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「進撃の巨人」97話より

 

 

もちろんコレだけでマーレへの憎しみが解消されるなどということはないだろう。

だがもし始祖奪還が世界中の利益になることだとしたら?

世界中の利益になることに対し、マーレ人たちが代表して命を賭けるのだ。

解消とまではいかなくても、憎しみを和らげることはできるかもしれない。

 

ということで次の条件「始祖奪還が世界中の利益になる」である。

 

 

2.始祖奪還が世界中の利益になる

 

そもそもの話だが、仮にマーレが始祖奪還に成功したところでマーレ以外の国にとっての脅威は特に変わらない。

 

だって始祖の持ち主がパラディ島の悪魔からマーレに変わるだけだし……

マーレが始祖を悪用して攻めてくるかもしれないし……

このまま時間が経てば巨人を圧倒するほどの兵力を持てることはほぼ確実なのに、ここでパラディ島をいたずらに刺激するなんてナンセンスだし……

 

だからこそ偉大な演出家による物語が必要なのだ。

 

演出家ヴィリーがどのようにして世界を味方につけようとしているのか、正直なところまだ何の確信もない。

だが妄想ならできる。

 

例えば。

宴の席に差し出された赤ワインに、穢れた血が入っていたとしたら↓

 

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「進撃の巨人」98話より

 

 

 皮肉にも本当に「血が臭っていた」としたら、世界の要人たちの体内にはすべからくユミルの民の血が入ったことになる。

 

さて。

ユミルの民の血が入った世界の要人たちに対し、もし始祖の巨人がその能力を発揮したらどうなるだろう。

世界の要人たちもまた無垢な巨人となり、始祖の巨人の意のままに操られるのではないだろうか↓

 

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 「進撃の巨人」92話より

 

もちろん少しの血液が入っただけで、非ユミルの民が巨人化するのかどうかは分からない。

 

しかしたとえソレがウソだったとしても、信じ込ませることは可能なのではないか。

そう、戦槌の巨人とともに世界の記憶を紡いできた演出家の力によって

 

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 「進撃の巨人」97話より

 

世界の要人たちにとって、自分が「穢れた巨人」になるなど考えるだけでおぞましいだろう。

そして彼らが「穢れた巨人」にならないためには、始祖の巨人の能力を完全に封じ込めるしかないのだ。

 

奪還後の始祖を受け持つのは、もちろんタイバー家だろう。

タイバー家には「巨人の力を一切使ってこなかった」という確固たる実績がある。

これまで同様、タイバー家は巨人の力を一切使わないことを誓う。

これで世界中が始祖奪還を応援することになる。

 

 

ちなみに。

私はタイバー家にもフリッツ王家の血が入っていると考えている。

 

「フリッツ王家の血がないと始祖の力を存分に引き出せない」ことは、恐らくマーレ意外の国にも広く知られているだろう。

ならばこれからヴィリーによって繰り広げられる舞台では、これまでの世界の記憶とともにタイバー家が王家の血を引いているという事実(かどうかは分からないが)も明かされるのではないだろうか。

 

ヴィリーが言う「全て」の内容がとても楽しみです。

 

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 「進撃の巨人」97話より

 

 

 

 

 

 

なぜマーレはタイバー家を滅ぼさないのか

 

最新97話で「マーレの真の支配者はタイバー家」であることが明らかになった。

 

しかしコレってとても変ではないだろうか。

 

 

タイバー家がマーレの支配者であり続ける不思議

 

 

皆さんご存知のとおり、タイバー家は「ユミルの民」である。

だって戦槌の巨人を代々引き継いでいるのだから。

 

そして「マーレ人によるユミルの民(エルディア人)への扱いのヒドさ」もまた周知の事実である。

 

マーレのために命を賭して戦っているライナーたち「名誉マーレ人」ですら、マーレ内では冷ややかな視線を浴びているのだ。

 

確かにタイバー家はエルディア帝国の王フリッツを退けた(とされている)立役者なのだから、別格の待遇を受けることにそこまでの違和感はないのかもしれない。

 

…………

 

いや、違和感ありまくりだ。

 

ジークやライナーがどれだけマーレに貢献しようとも、彼らへの扱いが劇的に変わることはまずないだろう。

 

なのに。

 

同じユミルの民のはずのタイバー家は、別格の扱いどころか「マーレの一番の権力者」なのだ。

 

 

タイバー家がマーレの真の支配者であることは、上層部しか知らないことらしい。

であれば100年もの間、マーレの上層部はなぜユミルの民であるタイバー家をのうのうと支配者のポジションに置き続けたのだろうか。

 

確かにタイバーは戦槌の巨人以外に、専用の軍も持っているようだ。

しかしマーレはかつて6体もの知性巨人を持っていたのだ。

普通に考えれば、タイバー家を支配者のポジションから引きずり下ろすなど容易なことだろう。

 

それなのになぜ、タイバー家は権力者であり続けることができたのか。

 

私は2つの可能性があると見ている↓

 

 

タイバー家が支配者であり続けられた理由

 

 

可能性1

タイバーは実はマーレ以上の戦力を持っている

 

可能性2

タイバーはマーレ人の記憶改竄を行うことができる

 

 

「ここに来てまた記憶改竄かよ」と思われるかもしれないが、私は意外にあるのではないかと疑っている。

まあ取りあえず1から見てみよう。

 

 

タイバーは実はマーレ以上の戦力を持っている

 

 

97話で、タイバー家は自前の軍を持っていることが明らかになった。

 

あの大男が特に気になるところだがソレは一旦置いておいて、もしほとんどのタイバーの兵がアッカーマンだとしたらどうだろうか。

 

過去記事にも書いたとおり、私は「タイバーとレイス(フリッツ)は同じ血族」「タイバー家が巨人科学を仕切っている」という疑いを持っている。

 

もしそうであれば、アッカーマンが壁内の王の懐刀だったように、マーレの支配者を守る者たちもまたアッカーマンなのかもしれない。

 

あれだけの兵が全員アッカーマンだとしたら、そりゃかなりの戦力になるだろう。

 

(ちなみに「タイバー家は、いざとなれば壁内の始祖の巨人を動かすことができる」可能性も考えてみたが、始祖の巨人がエレンに渡っていることをマーレが把握している現在でもタイバーの立ち位置は変わっていないことから考えると、この可能性は薄そうだ)

 

 

タイバーはマーレ人の記憶改竄を行うことができる

 

 

さて可能性の2である。

 

タイバーがもしマーレ人の記憶改竄を行えたとしたらどうだろう。

 

一斉改竄は無理だがマンツーマンならOKみたいな。

 

ちょうどフリーダがクリスタにやっていたような感じだ↓

 

 

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繰り返すが、私は今のところ「タイバーとレイスは同じ血族」ではないかと思っている。

 

そしてさらに「記憶改竄能力と座標能力は別」「タイバー(とレイス)にはマーレ人の血が入っている」という疑いも持っている。

 

もしこれらが当たっていれば、タイバーもまた記憶改竄を行えるのかもしれない。

 

であれば話は楽だ。

 

マガトみたいな何かと鋭い厄介なマーレ人がいたとしても、上層部の記憶改竄さえできればタイバー家の地位は安泰だろう。

 


ということで、最後にこのシーンである↓

 

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 「進撃の巨人」97話より

 

マガトはマーレの徴兵制復活を訴えているらしい。

 

そして会話の流れからすると、徴兵制復活はヴィリーにとってはどうも都合が悪そうに思える。

 

この正義感が強くムダにキレ者であるマガトを、支配者はどのように感じるだろうか。

 

私たち読者は次回、豹変したマガトを見ることになるのだろうか。

 

 

 

へーロスはマーレのために作られた英雄ではないか

 

最新97話では「へーロスの像」が登場しました。

 

ヴィリーの話によると、へーロスは「100年前、人間でありながら大地の悪魔を打ち破った英雄」とのこと。

 

しかし私はこの話を少し眉唾(マユツバ)で見ています。

 

なぜならマーレの歴史には「歪み」があるからです。

 

 

歴史の歪み

 

 

マーレの歴史では「タイバー家がフリッツ王を退けた」ことになっています。

 

ですがご承知のとおり、この歴史はウソですよね。

 

だって実際は「フリッツ王は戦うことを拒否した」に過ぎないワケですから。

 

戦いに敗れたのではなく、自ら退いたのです。

 

 

しかしコレだとタイバー家には都合が悪いですよね。

 

なぜならタイバー家がフリッツ王に勝利した立役者にならないと、その後の「エルディア人なのにマーレ内で別格の待遇を受ける」正当性としては弱いですから。

 

 

同様に巨人大戦に終止符をうち、世界を救った主役はマーレ人でないとダメですよね。

 

だってその後マーレが世界の中心として君臨することの示しがつきませんから。

 

 

つまり。

 

へーロスはその後の歴史の正当性のために作られた英雄ではないか

 

これが今回の私の考察です。

 

 

実際にへーロスは存在したのかもしれません。

 

しかしそれはあくまで象徴的な存在に過ぎなかったのではないかと疑っている次第です。

 

そう、女王の正当性を民衆に示したヒストリアのように↓

 

 

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「進撃の巨人」69話より

 

 

例えばの話ですが、へーロスがもしアッカーマンだとしたら、それはそれは素晴らしい雄姿を見せることができたでしょう。

 

 





 

【考察】タイバー家は「始祖奪還計画」を失敗させたかったのではないか

 

 

最新第97話「手から手へ」には、ライナーたちがウォール・ローゼの破壊に至る経緯が描かれていました。

 

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 「進撃の巨人」97話より

 

 

いやぁビックリですね(って私だけでしょうか?)

というのも「ウォール・ローゼの破壊は最初から計画されていた」と私は当たり前のように思っていたのですよ。

でも実際は行き詰った上での苦肉の策だったようです。

 

 

 

なぜ判断能力に乏しい子供たちに「始祖奪還計画」を任せたのか?

 

 

 

このウォール・ローゼ破壊計画からも分かるとおり、ライナーたちの「始祖奪還計画」には全体的に緻密さのカケラも見つかりません(壁に到達する前に司令塔のマルセルを失うなんて、まぁあり得ないでしょうし)。

 

 

もちろん壁の中のことをマーレがほとんど分かっていなかったと考えると、事前に大した計画を練るなんて無理だったのでしょう。確かに臨機応変にやっていかなきゃいけない事情は分かります。

 

 

しかし「行き当たりばったりで考えなければいけない」とあらかじめ分かっているんだったら、なんで判断能力に乏しい子供たちにワザワザ「始祖奪還計画」を任せたのでしょうね。

マガトが反対するのも無理ないですよ↓

 

 

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 「進撃の巨人」95話より

 

 

 

タイバー家は初めから「始祖奪還計画」を失敗させようとしていたのでは?

 

 

 

さてこのような前置きの上で、視点をタイバー家に向けてみます。

 

 

最新97話では、タイバー家がマーレの実質的な支配者であることも明らかになりました。

そして「不戦の契り」の情報がタイバー家からもたらされたことから考えると、タイバー家は壁内の情報に詳しい可能性があります(ロッド・レイスが持っていた「ヨロイブラウン」の瓶もココらへんと関わってきそうな気がしてるんですよね)。

 

 

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「進撃の巨人」96話より

 

 

ということは?

マーレの支配者であるタイバー家は、壁の中のことを詳しく知っている可能性があるということです。

 

ということはということは?

何かと鋭いマガトのように、マーレ上層部の判断が「始祖奪還に子供は厳しいっしょ」となる方が自然なんじゃないでしょうか。

 

なのに上層部の意向により、ライナーたち子供にミッションが与えられた。

 

つまり……

「ライナーたち子供に始祖奪還計画を任せよう」というのは、実はタイバー家の意向だったと考えられませんか?

 

つまりつまり……

タイバー家は始祖奪還計画を初めから失敗させようとしたのではないか。

 

これが私の今回の考察でございます。

 

 

ではなぜタイバー家が始祖奪還計画を失敗させたかったのか?

 

んー妄想多めならなんとか書けそうな気もしますが、他に書きたい記事もあるのでこの件は一旦ここまでとさせていただきます。

 

 

最後までご覧くださいまして、誠にありがとうございました。

 




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