進撃の巨人 ネタバレ考察マガジン

【a.k.a.「進撃の巨人」の謎が分かった】 考察が正しければ、ネタバレになってしまいます。ご注意ください。

「二千年後の君へ」の「君」が「エレン」である理由

 


先日このようなツイートをしました↓

 

 

 

あれからもう少し深く考えてみて、やはり↑の考察は結構アリなんじゃないかと思うに至りました。

なので、こう思う根拠を中心に詳しく書いてみようと思います。

 

 

目次

 

 

始祖ユミルを「王」とするかどうかの違い

 

 

まず「二千年」という数字から、「なんで二千年後の君がエレンになると思うか」を説明させてください。

 

皆さんご存知のとおり、知性巨人の持ち主は、継承後13年で死ぬ運命にあります。

第1話で壁が破壊された時期は、エレンが父グリシャから始祖の巨人を継いだ時期でもありますよね。

コレは、初代レイス王が壁内世界をつくってから102年後と考えられます。

なぜかというと、104期訓練兵の卒業式(第2話)が107年後となっているからです↓

 

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「進撃の巨人」2話より

 

 

これは同時に、壁の破壊を許した5年後でもあります。

つまり壁の破壊を許したのは、107-5=102年後というワケです。

 

壁内世界を作った初代レイス王は、145代フリッツ王(カール・フリッツ)でした。

以下の2つの条件をもとに考えてみます↓

 

  • 145代フリッツ王は、寿命の最後の年に壁内世界を作った。
  • 初代~145代までのフリッツ王は、皆13年ごとに始祖の巨人を引き継いだ。

 

すると、145代フリッツ王が壁内世界を作ったのは、初代フリッツ王の誕生から13×145=1885年後となります。

つまり第1話の壁が破壊されたあのときは、初代フリッツ王の誕生から102+1885=1987年後となるワケです。

そしてココに13年を足せば、ちょうど二千年になるという計算ですね。

 

この記事を書くにあたって、「進撃の巨人 二千年後」などで軽くググってみました。

するとどうも二千年後というのは、エレンの寿命が尽きる年と考えている方が多いようです。

しかし私はそのように考えていません。

二千年後はまさに、第1話の壁が破壊されたあの年ではないかと思っているのです。

エレンがグリシャから始祖の巨人を継いだ、あの年です。

 

この違いは「始祖ユミル・フリッツを、初代フリッツ王と考えるか考えないか」の1点に絞って良いように思います。
で、私は「始祖ユミルは、初代フリッツ王ではなかった」と考えているワケです。

 

一番最初(↑)のツイートにも書きましたが、マーレでは「エルディア帝国は、始祖ユミルの死後に築かれた」とされています。

それに私は「始祖ユミルには、王になるという野心も必要性もなかった」と考えています。

これについては、以前書いたブログ記事(↓)も1つの根拠ですが、「ゲーム・オブ・スローンズ」も根拠の1つになり得ると私は考えています。

 

www.riarebi.net

 

 

「いきなり、ゲーム・オブ・スローンズって何?!」と思われた方もいらっしゃると思います。

説明させてください。

 

 


ゲームオブスローンズから考える「ループ説ではないループ」

 

 

まず「ゲーム・オブ・スローンズ」とは、世界中で大ヒットしたドラマですね。

つい最近、完結したばかりです。

で。

↓のツイートのとおり、私は「進撃の巨人は、ゲーム・オブ・スローンズ(の原作)の影響をモロに受けている」説を提唱しています。

 

 

 
「進撃の巨人」と「ゲーム・オブ・スローンズ」の具体的な共通点については、挙げると長くなるし、一度ブログに書こうとして挫折している過去もあるので省略させてください。

ここでは「ゲーム・オブ・スローンズ」をヒントに、「始祖ユミルの誕生の経緯は、こんな感じじゃないか」という私の想像を書いてみようと思います。

 

始祖ユミル・フリッツ誕生の経緯

 

ユミル・フリッツは、パラディ島で「森の民族」として生まれた。

 

「森の民族」には謎が多い。

今はパラディ島のみで生活しているが、もともとは大陸の支配者だったという説もある。

正確には「人間」とは違うという説もあった。

 

ユミル・フリッツは「あらゆる動物になつかれる」などの不思議な能力を持っていた(彼女一人だけの能力かもしれないし、森の民族自体が持っている能力かもしれない)。

まるで、クリスタだった頃のヒストリアのような少女だった。

 

森の民族は窮地に立たされていた。

大陸の支配者マーレの手が、ついにパラディ島まで伸びてきたからだ。

このときの状況は、森を出る前のサシャに少し似ているかもしれない。

 

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「進撃の巨人」36話より

 

 

ユミル・フリッツは、ただ森の民族たちを守りたかった。

いや違う。

正確にはユミル・フリッツは「森の民族たちを守ることが、自分の使命だ」と感じていた。
さながら、幼き頃のジーク・イェーガーのように。

 

だから彼女は、自己犠牲を選んだ。

大地の悪魔と契約したのだ。

「大地の悪魔」も「契約」も、それが具体的に何を指すのかはまだ分からない(例えばゲーム・オブ・スローンズには巨人も登場するので、進撃の巨人にも私たちが知っているのとは別の「巨人」がいたのかもしれない)。

しかし、森の民族はおそらく知っていたものと思われる。

大地の悪魔と契約した者は、大きな力を得るということを。

こうしてユミル・フリッツは、巨人の力を得ることになった。

そして、マーレから森の民族を守ることもできた。

 

ユミル・フリッツは、自らの命が尽きるまでの13年間、ただただ森の民族を守り続けた。

それが、彼女の唯一の使命だったから。

そして死んだ後も、ユミル・フリッツはユミルの民を助け続けている。

ジークが見たように。

ユミルの民たちの中に、道として存在し続けているのだ。

 

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「進撃の巨人」115話より

 

 

 

もし↑の想像が大枠ハズれていないのであれば、始祖ユミルの誕生とエレンの始祖継承の状況は似ていることになります。

ともに外敵が来て、仲間を守るために特別な力を得たという点で(もっともエレンは、知らずに得ていたのですが)。

 

以前から申し上げているとおり、私はループ説には否定的です(「ループ説って何?!」という方は、「進撃の巨人 ループ」等で検索してみてください)。

しかしこれは、いわゆる「ループ説」とは異なる意味でループと言えるのではないでしょうか。

 

つまり「二千年後の君へ」とは、「始祖ユミル・フリッツから、ループの始めに立つ二千年後のエレンへ」という感じなのではないかと思うワケです。

 

 

得たことで始まり、手放すことで終わる

 

 

これまで多くの登場人物が望んできたように、進撃の巨人の物語の結末は、きっとこの悲劇のループを止めることにあります。

 

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「進撃の巨人」118話より

 

 

そして具体的な方法に関しては、「全てのユミルの民が、始祖の力によって普通の身体構造になる」(あるいは「この世から知性巨人をなくす」)ということだと私は予想しています。


ユミルの民の呪いは、始祖ユミルが特別な力を得たことによって始まりました。

ならば終わりは、エレンがこの特別な力を手放すことだと考えます。

始祖ユミルは、仲間を助けるために特別な力を得ることを選択しました。

ならばエレンは、仲間を助けるために特別な力を捨てることを選択するのではないかと考える次第です。

 

 

最後に言い訳

 

 

書いた後になって「あっ」と思ったことがあるので、後から「私言いましたよね!」と言い訳できるように、付け足しさせてください。

 

始祖ユミル誕生の経緯のところですが、私の書いた想像だと結構な美談になってしまいますよね。

でも実際は、もっとネガティブな要素があったのではと感じました。

というのも、グリシャとクルーガーのコノくだりを思い出したからです↓

 

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「進撃の巨人」88話より

 

 

つまり良かれと思って決断したことに、思わぬネガティブ要素が隠れていたと。

で、始祖ユミルもまた、自分の行いが報われるまで死んだ後も進み続けているのかなと思った次第です。

 

あとそもそもの話になりますが、「得たことで始まり、手放すことで終わる」という線だけで考えれば、エレンが始祖を継承してから13年後が二千年であっても別に良いし、なんならそっちの方が流れとしてはキレイじゃないかと感じました。

 

でもなあ……。

他の要素も合わせると、やはり二千年後はエレンが継承した年かなあと。

ということでちょっと揺れましたが、少なくとも現時点では、私はコッチの説でいこうと思います。